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うなぎ豆知識


うなぎの栄養

うなぎに含まれているビタミンの種類とその効果、うなぎの脂肪の特性、うなぎについての豆知識等皆様によりおいしくうなぎを食べていただけるような話題を集めました。

1.ビタミン

ビタミンとは、人間が生活する上で必要な、五大栄養素のうち炭水化物。 たんぱく質・脂質・ミネラル以外の栄養素であり、ほとんど体内で合成する事ができないので、主に食べ物から摂らなければならない必須の有機化合物である。不足すると持病が起こったり、成長に障害が出たりしてしまう。
うなぎに含まれるビタミンと働き
ビタミンA 粘膜を潤わせ病原菌の侵入を防ぎ、皮膚の新陳代謝を促進。不足すると、にきびや肌荒れなどの肌のトラブルを発生させ、風も引きやすくなる。
ビタミンB1 糖質をエネルギーに分解、疲労物質である乳酸菌を除去する。このビタミンは水溶性なので汗と共に排出されてしまうため、汗をかく夏が一年で一番不足しやすい。不足すると、体がだるい、筋肉痛になりやすいなど、疲れが目立ってくる。また、ご飯などの糖質をエネルギーに変えるため、ダイエットには不可欠なビタミンである。
ビタミンB2 脂質を分解してエネルギーを作り出し、皮膚・粘膜を保護する。不足すると、顔が脂っぽくなり、口内炎・皮膚炎などを引き起こす恐れがある。
ビタミンD カルシウムを体内に生産・運搬する。骨や歯のリン酸カルシウムの沈着を促す。不足すると、イライラや虫歯の原因、骨粗しょう症などの危険が出てくる。
ビタミンE 抗酸化作用があり、細胞が老化するのを防ぐ働きがある。
不足すると、身体の防衛力が低下したり、動脈硬化などを引き起こす危険性がある
ミネラル 身体に不可欠なミネラル分・カルシウム・亜鉛・鉄なども、蒲焼一人前には十分な量が含まれている。
良質なコラーゲン 皮膚の主成分として、健康な肌には欠かすことの出来ない要素の一つ。コラーゲンは、うなぎの皮の部分に多く含まれている。

2.脂肪

うなぎに含まれる脂肪の量は、100g中24g。4分の1が脂肪である。さらに、何かと心配なコレステロールが200mg含まれている。
しかし、脂肪があるからといって、全てが悪いわけではない。例えば、牛や豚や鶏に含まれている脂肪分の主な成分が、飽和脂肪酸。これが血液中の悪玉コレステロールを上昇させてしまうことがある。食べ過ぎると「血液ドロドロ」になってしまう。逆に、魚類に含まれる脂肪分の主な成分が、不飽和脂肪酸。悪玉コレステロールを制御する働きがあり、さらにDHAやEPAも含んでいる。
うなぎ100gに含まれるDHA・EPA
  • DHA(ドコサヘキサエン酸) → 1.30g
  • EPA(エイコサペンタエン酸) → 0.74g

DHAは、記憶力向上・視力回復の働きがある。EPAは血液中の中性脂肪・コレステロールを抑える働きがある。つまり、うなぎの脂は体に良いのである。

3.うなぎの弱点と弱点を補う必須アイテム

うなぎには身体の免疫作用を強化し、肌の美しさを保つ為に必要なビタミンCが、全くないということ。
しかし、比較的取りやすいビタミンなので大丈夫!!
→必須アイテム 「果物」

うなぎは体にいいといっても、胃にもたれるという人もいる。そこで、消化吸収を高め、胃酸の働きを活発にし、不飽和脂肪酸同様に血液をサラサラにする物がうなぎには、付き物である。
→必須アイテム 「山椒」

4.うなぎのはなし

うなぎの居場所
日本にいる、うなぎの故郷は日本から南へ2,000キロ離れた、太平洋マリアナ諸島付近。そこで生まれたうなぎ、レプトケファラスシラスうなぎ(通称:シラスうなぎ)は、海流にのって一年以内に日本沿岸にやってくる。
シラスうなぎを捕獲し、生簀などで育て出荷する方法がとられている。毎年、シラスうなぎの捕獲量により、うなぎの仕入値段が上下してくる。
シラスうなぎは、マリアナ諸島付近で産卵している事は分かったが、正確な産卵場所は特定できていないのが現状である。
天然??養殖??
私達が食べているうなぎの99%は、国内や海外で育てられた養殖もののうなぎ。
天然ものは、わずか1%くらいなので一度も天然うなぎを食べた事のない人の方が多いかもしれない。
しかし現在ではきれいな水と、美味しいエサで育てられた養殖うなぎは、味でも栄養面でも天然うなぎとの差はほとんどないのである。
土用の丑
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のことをいう。
それぞれ立春前の「冬の土用」、立夏前の「春の土用」、立秋前の「夏の土用」。立冬前の「秋の土用」と呼ばれている。
中でも「夏の土用」の間の丑の日に、精のつくものを食べて暑い夏を乗り切る!といった、「夏の土用の丑の日」が風習となった。